GRAMAS Meister × T.MBH for Xperia XZ1


2019年10月1日より、消費税改定により税込価格が変更となりますので、ご注意ください。

Introduction シンプルで美しく、使いやすくて他にはないモノ 究極のラグジュアリーを目指して

「自分たちが使いたいモノを作る」をモットーに、高品質の本革スマホケースなどを販売している坂本ラヂヲ。人気のヒミツは、「みんなが幸せになるために時間やコストをかけても納得のいくモノを作る」という姿勢にある。そんな坂本ラヂヲが、満を持してタッグを組んだのは、技術と美しいポロサスクロコダイルに定評がある革工房「T・MBH」だった。

COLOR LINE UP GRAMAS Meister × T.MBH Crocodile XZ1 Full Leather Case Price 120,000yen

洗練された美しいミニマルデザインとクロコの繊細模様は、あなた自身をより一層引き立てることを約束します

坂本ラヂヲの哲学と、革工房「T・MBH」の美学が込められた、『シンプルで美しく、使いやすくて他にはないモノ』を目指した究極のXperia XZ1カバー。
見ているだけでも美しいグレードが高いポロサスクロコダイルを使用。
丹精込めて作られた高級Xperia XZ1カバーは、長くお付き合いいただけるよう永久リペア保証をつけています。

  • 熟練職人による究極のカバー
    素材・技術・美しさが込められた、熟練職人による究極のカバーです。

  • ポロサスクロコダイル
    高級ワニ革「ポロサスクロコ」を贅沢に使った上質なカバーです。

  • カードポケット"RIPPLE"(リップル)
    独自開発のホルダー"RIPPLE"(リップル)を採用しています。縦横2点で押さえ、ICカードの脱落を防止します。

  • マグネットフラップ
    フラップに内蔵したマグネットがフレームにつきフラップを固定します。余分な装飾を省きシンプルに仕上げています。

  • 背面イメージ
    ケースを装着したままカメラの使用が可能です。

  • 永久修理保証
    長くお付き合いいただけるように永久リペア保証。

Interview革小物司 岡本 拓也 株式会社 TAKUYA MADE BY HAND 代表取締役

#1技術を研ぎ澄ませて作る 壊れないモノこそが“ラグジュアリー” #2美しさと丈夫さを 極限まで追求した手縫いの技術 #3革の断面は手間を掛けた本磨きで仕上げ どこから眺めても美しい革小物に #4類い希なる革小物の製造技術が認められ、 美しいポロサスクロコダイルが入手可能に
Concept

#1 技術を研ぎ澄ませて作る 壊れないモノこそが“ラグジュアリー”

T・MBHの岡本拓也が差し出した名刺を見ると、その肩書きは「革小物司」。そこには、「革を自由自在に扱う」という強い意思が感じられる。岡本氏は言う。

「私には"作りたいモノ"があります。
それは、『シンプルで美しく、使いやすくて他にはないモノ』です」

壊れないように気をつけながら使うことは、それだけでストレスになる。修理に出せば、その期間、使えないというストレスまで抱える。そこで、岡本氏が考えた「ストレスを感じさせない」とは「壊れない」だったのだ。「壊れにくいアイテムこそラグジュアリー」と考えていくうち、T・MBHの商品はシンプルになっていった。ゴールを目指して、進化を続ける、T・MBHの革小物たち。
岡本氏の「壊れない革小物」という発想には、驚きを隠せない。いつまでもベストな状態で使い続けられるなら、高級な革小物でも、気兼ねなく使うことができる。それはもはや「高級品を大切に使う」という概念を壊しているからだ。
岡本氏は、縫い目のない革封筒をひとつ取り出した。

「これは最初にお客さまのオーダーで作った革封筒です。美しい封筒にするには、ゴツゴツとした縫い目をなくし、スッキリと仕上げたい。そう考えて、貼り合わせて仕上げました。ある日、小さな封筒を作り、ふたつを貼り合わせてみたのです。そうすると、名刺入れになるではありませんか! サイズを変えることでコインケースになる、ブックカバーになるなど、世界がどんどん広がっていきました」
革製品の概念を覆した小物たち
  • 貼り合わせて作った革封筒と名刺入れ。

  • オレンジ色のものは縁が折り返しになっており、封筒の名残がある。白いほうが新しい作品で、革同士が段差なく貼り合わせられている。

  • 貼り合わせの技術が磨かれたことでツートンカラーなど、デザインの幅が格段に広がった。

次に、研ぎ澄ませていったのは、これらの商品に必要不可欠な"貼り合わせの技術"。貼り合わせ部分に段差ができると、使っている間にめくれてしまう。それを払拭するために磨いたのが、誰も真似のできない貼り合わせの技術、『葉合わせ』だ。ガラス板の上で0.4ミリの革を、極限まで薄くなるまで斜めに切り落とし、同じように切り落とした革と貼り合わせる。そうすることで、まったく段差のない貼り合わせが可能になるのだ。

「段差がないため、どんなに擦れてもめくれません。めくれないから、剥がれない。剥がれないから、壊れない。それが目指していたラグジュアリーだし、いつまでも美しいということにも繋がります」

継ぎ目を探しても分からず、1枚革にしか思えない葉合わせ製法は、まるでマジックを見せられているようで驚きを隠せない。ここでも岡本氏は既成概念を打ち壊し、品質もデザインも美しい作品を仕上げていた。

進化を可能にした独自の貼り技術
革の厚みが0.4mmのもの同士を極限の薄さまで斜めに切り落とし、貼り合わせる。そうすることでぴったりと重なり合わさる。そのため、「重ねた部分からめくれて剥がれてしまう」ということが起こらない。
  • 革の表と裏を、それぞれ丁寧にそいでいく。

  • 数ミリ単位の削り技術。

  • 接着剤で貼り合わせる。

  • わずかにはみ出した部分をさらに削り落とす。

  • 段差のないシームレスに整ってきた。

  • 完全に段差がなくなるまで繊細な作業が繰り返される。

  • 葉合わせの最新モデルと、内側。

  • 革の境目を見ても、つなぎ目がわからない美しい仕上がり。

  • 何本もの包丁を切れ味の良い状態でストックしておき、一つの製品につき一本取り替える。極限まで薄くすることを可能にするには道具も重要だ。

まるで芸術作品を見ているようなT・MBHの革小物。「思わず誰かに自慢したくなる」というのは、まさにこのようなアイテムのことをいうのだろう。何度手に取っても、惚れ惚れと見入ってしまう。 本商品では「葉合わせ」製法は使用されていないが、熟練職人から作り出される高い技術はXperia XZ1カバーにも存分に備わっている。


#1
Technique

#2 美しさと丈夫さを極限まで追求した手縫いの技術

貼りの技術にこだわるT・MBHは、もちろん、手縫いの技術にもこだわっている。岡本氏は

「ミシン縫いより美しくなければ、わざわざ手で縫う意味がありません」

と断言するほど。
ならば、手縫いの良さとはどこにあるのだろうか。

「革製品の場合、ミシン縫いの多くは上糸とそれより細い下糸を使います。そのため、表に比べて、裏のステッチは細く、裏表がはっきりと分かってしまうのです。いっぽう、手縫いでは1本の糸の両端に針をつけ、8の字を描くように縫っていきます。つまり、表から見ても、裏から見ても糸の太さは均一で、美しい縫い目となるのです。使うモノは、どこから見ても美しくありたい。それが私の美学です」

手縫いの良さは美しさばかりではない。重ねた革を縫う場合、針穴が革の端に来てしまうと、革が切れてしまう。手縫いではステッチ幅を自在に調整することができるため、革端をまたいで縫うことができ、丈夫に仕上げることができる。とはいえ、縫い目を美しく仕上げるためには、正確に穴を開ける、均一に糸を引くなど、職人の高い技術が必要となる。

頑丈・美しいを実現する、正確な手技
  • 手縫いは先に穴を開けてから糸を通すが、岡本氏は縫い目を美しく仕上げるため、一度で貫通させずに革の表から半分だけ開く。

  • 裏に返して同じ位置からもう半分開ける。

  • 穴を開けた状態。均一に開いているのがわかる。

  • 縫い目が正確にそろい美しい。しかしまだ終わりではない。

  • 縫っただけだと縫い目が糸の太さでボコボコとした手触りのため、表裏しっかりとならす。

  • これでようやく完成となる。細部にも行き届いた丁寧な作業だ。

  • 裏、表、角のカーブ…どこから見ても均一で美しい縫い合わせ。

  • この技術はXperia XZ1カバーにも生かされている。

ミシン縫いよりはるかに美しい手縫い。そこには熟練した技術が要求される。岡本氏は、「美しい」のみならず、さらにその上をいく「美しく丈夫」を追求していた。美しいデザインと丈夫な革小物のヒミツは、ひと目ひと目丁寧に手縫いしていくステッチにあったのだ。


#2
Finishing

#3 革の断面は手間を掛けた本磨きで仕上げ どこから眺めても美しい革小物に

革の断面をコバという。革製品には必ず断面ができるが、切りっぱなしではボソボソとしてしまい、美しくない。ほつれや壊れの原因にもなる。そこで、塗料の入った革資材を断面に塗ってカバーし、磨いて艶を出す『コバ磨き』や、革の端を折り曲げる『ヘリ返し』という技法などを使って仕上げる。しかし、コバ磨きでは経年劣化ではがれたり、曲げることでヒビやシワが入ったりしてしまう。ヘリ返しでは曲げた部分が傷む。

コバの処理法で経年劣化が決まる
コバ磨きは革の断面に塗料を塗る。使用するうちに塗料がはがれたりヒビやシワがはいったりしてしまう。へリ返しは、折った部分の革が傷みやすい。

そこで、T・MBHではより手間を掛けた『本磨き』という技法を使う。これは、断面にロウを浸透させ、圧縮し、密度を高くすることで、サンドペーパーで磨けるようにする製法。密度がない革をそのまま磨いたのでは、余計にボソボソしてしまうため、密度を上げてから磨こうという考え方だ。

「本磨きでは、革自体を磨いているため、曲げても傷がつきません。耐久性があるので、何度もフタを開閉し、時にはフタ部分を後ろに折り返すスマホケースでは、この本磨きが威力を発揮するのです」

と岡本氏。

いつまでも美しい本磨き
一般的なコバ磨きでは革を曲げ伸ばしするたびに縦に亀裂が入っていき、やがてちぎれてしまう。いっぽう本磨き仕上げを施すと、革そのものの強度が増し頑丈になるため、ダメージがかからない。

ところが本磨きは、浸透・圧縮・磨きを何度も繰り返すため、非常に時間が掛かる作業だ。

「シンプルで美しく、使いやすくて他にはないモノ。壊れなくてラグジュアリーなモノを作るためには、絶対に必要な工程です」

と岡本氏。

職人の腕が問われるコバ仕上げ
  • 丁寧にロウを染み込ませて丹念に磨く。これを繰り返すことで美しく頑丈な断面が出来上がる。

  • Xperia XZ1カバーのコバにも施されている。カバーを何度開閉しても、時には後ろに折り返して使っても革が疲弊せず、長期間美しい状態で愛用できる。)


#3
Crocodile

#4 類い希なる革小物の製造技術が認められ、美しいポロサスクロコダイルが入手可能に

今回Xperia XZ1カバーで使用されている素材は、斑が美しいポロサスクロコダイルだ。日本では、カイマンやアリゲーターまで含めてクロコダイルと呼ばれることが多い。しかし、本来クロコダイルとは、斑がやや大きい「シャムクロコダイル」、ラージクロコダイルとポロサスクロコダイルの中間的イメージがある「ナイルクロコダイル」、日本でも古くから使われている「ラージクロコダイル」、最も高い評価を受けている「ポロサスクロコダイル」の4種類しかない。中でも斑の配列が細かく、バランスがいいため美しい「ポロサスクロコダイル」は、希少価値が高く、革職人の間でも「ポロサス戦争」と呼ばれるほど激しい取り合いとなっている。
そんな中、T・MBHでは、クロコダイルの相場を左右するほどの企業から直接仕入れているため、より美しくグレードが高いポロサスクロコダイルを安定的に手に入ることができる。

高級ポロサスクロコの魅力
  • T・MBH所有のポロサスクロコ。

  • ポロサスクロコの魅力は腹の四角く整ったうろこと、腹横の丸いうろことのバランス。こちらは一目で最高級とわかるものだ。

なぜ、小さな工房であるT・MBHが、大手企業から優先的に入手できるのだろうか? 岡本氏は言う。

「昔、革技術を駆使して、"誰も開けられない革ペンケース"を作ったことがあります。五角形のケースですが、フタの二箇所に凸をつけ、ケースの内側に迷路のように凸を通す凹を刻んだ筆箱でした。30分も掛けて、ようやくペンケースを開けた社長は、『これだけの技術を持った君にこそ、いい革を使って欲しい。グレードや種類など、君が好きな革を好きなだけ送ってあげましょう』とおっしゃいました。その画期的な契約により、今でも、美しくグレードが高いポロサスクロコダイルが確実に手に入るのです」

革製品では、ひとつの角度が108度になる正五角形を作ること自体が難しい。角度が直角の四角形と異なり、歪みが生じやすい。さらに、その内側に2つの凹を均等幅で刻んでいくのは至難の技だ。その難しさ故の、言葉と感動だったのだ。

ユニークなからくりペンケース
社長を感動させたペンケース。パズルのような構造を革製品で実現する発想もユニークだが、なにより実現した技術が素晴らしい。

グレードが高いポロサスクロコダイルは、見ているだけでも美しい。その革を使い、世界に認められた岡本氏の技術で作られたスマホケース。そこには、坂本ラヂヲの哲学と、T・MBH 岡本氏の美学が込められている。『シンプルで美しく、使いやすくて他にはないモノ』『壊れないという究極のラグジュアリーを実現したモノ』それこそが、ポロサスクロコダイルを使い、T・MBHの手縫い技術や本磨きを駆使したXperia XZ1クロコダイルレザー仕様のカバーなのだ。
「美しい芸術作品を日常使いできる幸せ」が、「Xperia XZ1クロコダイルレザーカバー」でなら味わえる。


#4

Profile

岡本拓也(おかもとたくや)

1970年生まれ。2006年に『TAKUYA MADE BY HAND』を、2008年には『MAISON TAKUYA』を立ち上げ、2010年には新ブランド『T.MBH』としてスタート。2013年に株式会社TAKUYA MADE BY HANDを設立し、浅草橋工房で革製品のデ ザイン&制作をする。
素材や製法にこだわった革作家としてのみならず、さまざまな分野の一流職人とのコラボレーションも評判に。